葉面散布の特徴

植物は栄養分の吸収を植物体の全表面で行い、葉面からの栄養分の吸収利用率は高く、吸収速度も速い。
土壌施用に比べ数倍から20倍の効果が期待出来るとも言われています。
微量要素の欠乏は、特定の成分だけが欠乏するのでは無く、類似の成分が同時に欠乏している場合が多いので、葉面散布には海で育った海藻(ハイケルプエキス)の総合栄養素の補給が理想的です。

散布方法

苗床
水稲:300~500倍希釈液
野菜:500~800倍希釈液
本圃
野菜:500倍
作物が弱っている時は800倍
果樹:芽出し肥の場合は500倍
災害回復を目的とする場合は800倍~1000倍を3日おきに2回散布、
   翌週には500倍~800倍希釈液で使用して下さい。

散布回数

野菜:通常1~2週間隔で4~7回散布します。

果樹:1~2週間隔で5~10回くらい散布して下さい。(樹勢回復を考えれば収穫後2回の散布が望ましい)

効果が大きく期待出来る使用場面

1.定植後の活着促進、ムラ直し、根の強化
2.初期生育の促進
3.微量要素欠乏時の補充と回復
4.風水害・凍霜害・薬害・病害虫の早期回復
5.収穫前後の充実と体力回復
6.春先、果樹の根が充分に伸びていない時
(新芽の活力が旺盛となり生長が進む)

上手な使い方

1. 散布は朝霜が落ちた後 夕方が最適です。
(日中、日射しの強い時の散布は避けて下さい)
2. 散布は葉の裏表が充分に濡れる様にしてください。
3. 農薬との混合散布は合理的な使用方法ですが
石灰硫黄合剤などの強アルカリ剤との混用は避けてください。
4. 液肥との混用も相乗効果が期待できます。

ハイケルプエキスの使用目的・方法一覧

[葉面散布]

作 物目   的散布濃度(倍)散布時期使用回数
育苗 & 定植水稲徒長・ムレ苗防止・活着促進5002葉期~田植え直前2~3回
トマト・ピーマン微量要素の補充により充実苗の育成・活着促進・植え傷み防止500~8003葉期~定植直前2~3回
ナス         同上500~8003葉期~定植直前2~3回
スイカ・キュウリ充実苗の育成により接木時の活着促進・植え傷み防止500~800本葉展開期~定植直前2~3回
葉菜類徒長防止・植え痛みの防止500本葉展開期~定植直前1~2回
イチゴアンモンニア栄養作物での体内硝酸態窒素の軽減・植え傷み防止500~800親床定植後~子株移植後3~4回
微量要素の補充及び展開葉促進・新根発生・活着促進500育苗期に1週間間隔3回
メロン植え痛み防止・活着促進・毛細根の充実・徒長防止500~8002葉期~定植直前2~3回
花卉毛細根の充実・活着促進500~8003葉期~定植直前1~2回
本圃トマト微量要素の補充・成り疲れ防止800定植後より4~5回
イチゴ成り疲れ防止・アンモンニア栄養作物での体内硝酸態窒素の軽減500~800定植後~収穫期間中4~5回
メロン整枝後の樹勢回復・糖度アップ500~800定植後~交配前後3~4回
キュウリ曲がり果の軽減・成り疲れ防止・樹勢回復800~1000定植後~収穫期間中随時
ナス・ピーマン花芽の充実(落果防止)・成り疲れ防止・樹勢回復800~1000定植後~収穫期間中随時
葉菜類硝酸態窒素の軽減(cf:食品安全基準の制定準備中)500~800播種定植後~収穫直前3~4回
サツマイモ微量要素の補給(亜鉛欠乏の回避)・肥大促進500~800挿し苗時の灌水・活着後3回
大根肥大促進(早期出荷による収益の向上)500~800根茎肥大期2回
マメ類着花率、さや付きの向上・肥大による増収と品質向上500~800本葉4葉~開花前後3~6回
果樹(柑橘)微量要素の補給(亜鉛欠乏の回避)・肥大促進・糖度アップ 500~8003月~7月に掛けて6回
果樹(ブドウ)微量要素の補充・花ぶるい防止・粒張りの向上・糖度アップ 500~800展葉6枚・開花前・肥大期4回
果樹(梨)微量要素の補充・肥大促進・糖度アップ500~800展葉期・肥大期・収穫後5~8回
工芸作物(花卉)下葉の枯れ上がりの防止・葉の厚み向上・日持向上・花の色艶500~800定植後~開花前3~4回
工芸作物(お茶)微量要素の補充・アンモンニア栄養作物での体内硝酸態窒素の軽減・収穫増加・品質向上(アミノ酸含有量アップ)500~800摘採前・摘採後(1.2.3茶)4~6回
芝生根張り向上(不耕起の為、各種微量要素の利用が困難)・踏圧の軽減・すり切れ回復500~800刈り込みの前後3~4回

[灌水使用]

作 物目   的散布濃度(倍)散布時期使用回数
本圃
トマト新根発生・成り疲れ防止・収量アップ・品質向上 10a当たり原液1~2L定植後より液肥混入器を使用1~2回/月
イチゴ
キュウリ
ナス・ピーマン

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